奈良のデザイン事務所、パーキーパット・デザインズ代表の前田です。
今回は、SEOの話をしましょう。WEBサイト(ホームページ)を作ることを迫られた人なら、「SEO」という言葉を耳にすることがあるでしょう。または、WEBサイトを作るならSEOをちゃんとやらないといけない…みたいなことだけは聞いたことあるかもしれません。
なにをそれほどに、皆が皆、SEOに躍起になっているのでしょうか? どうしてそうしないといけないのでしょうか? そういうところにスポットライト当てて考えてみましょう。
ではまず、とっても簡単にですがSEOについて説明しましょう。これを専門にした業者がいるくらいですから、しっかり解説すると本が書けるくらいになりますので、超簡単にです。
SEOに強く関係するのが、検索エンジンです。GoogleやYahoo!などのページを開いたら出てくる横長の四角の検索エリアに検索したい言葉を入力したら、その言葉に関連するサイトを出してくれるアレですね。
そんな検索エンジンは、どんな言葉が検索されたら、どのページを表示させるかを日々精査しています。例えば、「オリンピック」という言葉を検索したら、
そういった優先順位を検索エンジンはつけています。ユーザーがほしい情報をちゃんと出せるように日々精査されているのです。考えてみるととってもスゴイことですよね。
そしてその精査に、検索エンジンは世界中のWEBサイト(ホームページ)の内容を見ています。例えば、これはオリンピックに関係しているサイトか、オリンピックに関して良い情報が載っているか、皆が知りたい情報が正しくあるか、などなどです。
もうちょっとプロっぽい説明をしますと、ユーザーが検索した言葉からより良いWEBサイトへの誘導をするために、世界中のWEBサイトから情報を探して集めます(これをクロールと言います)。そしてそれらのWEBサイト情報を綺麗に整理していきます(インデックスと言います)。その中から、ユーザーが検索した言葉に最適なWEBサイトを判断して表示させます(アルゴリズムと言います)。それが検索エンジンです。
そんなスゴイことをしてくれるシステムの検索エンジンに、優先順位の上位に載ってたくさんアクセスしてもらいたい!とするのがSEOなんです。
自社の名前を検索して出てくるのは当たり前、扱う商品名や関連するジャンルや地域の言葉で検索してもらったら検索結果に表示させたい、そして自社サイトに関係のあるお客様にたくさんアクセスしてもらうようにしたい、そのためには「WEBサイトで〇〇していく必要がある」ということを考えるのがSEOというものです。
この「WEBサイトで〇〇していく」ところがとても重要なのですが、とっても長くなりますので、また別の機会にお話しましょう。
こういう説明をすると、勘違いされることで多いのが、SEOは検索エンジンの上位に上がるための小技や裏技のことではありません。こうしたらGoogleの検索で上位に出てくるというテクニックに重きを置きすぎて、迷走してしまっているWEBサイトも見かけます。そのサイトの中身を見たユーザーがちゃんとした情報にたどり着いていますか?という点ですね。
検索エンジンの優先順位の上位に載るということは、ユーザーの求める情報やコンテンツがそのWEBサイトにあって、それでユーザーが満足するということが大前提なんですよね。だからこそ、WEBサイトをどうしていくかというのを考えていくというのが大切なのです。「こうやったらランクが上がるよ」なんて簡単なものではないんです。(※有料のそういう記事には本当に注意してください。困ったらなら専門家へ。それが一番の近道です)
検索結果に出てくることで良いことがあるので、皆が皆、躍起になってSEO!SEO!となっているのが先述した説明でもわかるかなと思います。SEOをしっかり考えて取り組むことで、シンプルにWEBサイトへのアクセスが増えるんですよね。そして近年の検索エンジンの精度を見る限り、お客様になっていただけるような有効なアクセスが増えるんです。
「奈良で美味しいラーメンが食べたい」と思う人に、最適なラーメン屋さんを紹介するのが検索エンジンであり、その検索結果に出てきたWEBサイトがラーメン食べたい人とかなり直結する仕組みができています。その検索エンジンに紹介してもらうため、WEBサイトに何を載せていくべきかを考えるのがSEOということになります。この直結具合を濃厚にしたいと考えているのが検索エンジンでして、日々精査しているのはそのためです。
今の時代、何か気になる商品やサービスを検索したら感想が出てきたりしますね。会社に営業が来たら、名刺に書いている社名を検索しますよね。
そこから検索エンジンの検索結果に出ていないものは、信用を得るには難しいと言ってもいいかもしれません。これはいわば一種のステータスでもあります。スマホで気軽に調べられる便利な時代、検索で出てくるというのはますますステータスにはなりそうだと僕は見ています。
以上がSEOを知る上での超簡単な入門的要素をお伝えしました。なぜ皆が躍起になるのか、その価値があるからなのです。お客様との濃くて良い出会いが期待でき、ステータスとしても信頼を得るものとしてもとても有効。それだったら頑張る価値ありますよね。
できるだけ簡単に説明したかったのですが、やっぱり少し長文になってしまいましたね。それだけ難しいし、本気で取り組まないといけないのがSEOだとも言えます。ここは正直、素人がすぐにマスターできるものではないと断言できます。なかなか検索に出てこないという場合は、専門家に相談することを強くオススメします。
また、今後はSEOについてももっと深堀りしていきたいと考えています。