読み解くデザイン良いものが売れる時代で売れるために~デザイン×ビジネス~

デザイン×ビジネス

2021.01.12

良いものが売れる時代で売れるために~デザイン×ビジネス

デザインとビジネスの関係は注目されていますが、まだまだ広がっていません

奈良のデザイン事務所、パーキーパット・デザインズ代表の前田です。
今回は、デザイン×ビジネスについて考えていきます。昨今ではデザインとビジネスはとても深い関係にあり、会社によってはCEOやCFOなどの他に「CDO(最高デザイン責任者)」なる役職を置いているところもあります。デザインが会社にもたらす効果というのが注目されています。

といってもそれはごく一部の企業なのが現実です。僕の肌感覚ですが、まだまだデザインとビジネスというのは遠い遠い関係にあるように感じています。特にスタートアップや中小企業…いや、規模は関係ありませんね、大企業でもその意識は薄いところも見受けられます。デザイン側の人間として、デザイン×ビジネスについてしっかり向き合っていきたいと思います。

デザインは「見た目をよくすること」だけじゃないけど…

僕もよくデザインの話になると、「デザインというのは見た目や表層美を整えたり、装飾を付けて綺麗にみせるだけのものではない」ということを話題に出すのですが、これは自信がある持論です。言い切れます。

見た目をよくするのは良いけども、それをなぜ良くする必要があるのか、どういうアプローチで装飾を付けなければいけないのか、その思考とプロセスがとても重要なのです。それこそがビジネスと直結している部分です。どう見せれば売れるのか、どう見せればファンが増えるのか、そこができてこそ、「デザイン」というものが深堀りできて活きてくるのです。

しかし、デザインは「見た目をよくすること」だけじゃないけど、それを理解している人が少ないのも現状だと感じています。経営者やデザイナーじゃない人、クリエイターじゃない人の中での理解?それもありますが、デザインを作る側もその理解をしっかりある人は、もしかしたら少ないのでは…といった不安を感じることがあります。

そんな状況で、デザインとビジネスが深い関係にあると言っても、そりゃ浸透しないですよね…。

「よくわからないもの」でよいけど、「効果のあるもの」でないといけない

お客様が捉えるデザインの意味は、「カッコよくするものでしょ。センスないしよくわからないからよろしくね」で良いんですよね。あとはプロにお任せを。

ただし、そのプロまでが、デザインは「カッコよくするもの」とだけ認識していてはいけないんです。そこからプロはデザイン完成までに、「それだけじゃない」というのをお客様に伝え知ってもらうことも大切な仕事の一つじゃないかと思うんです。打ち合わせなどで、直接言葉で言うのも良いでしょうし、完成したデザインで物語れば良いかもしれません。

例えば僕と出会って一緒にデザインに関係していただいたお客様には、その「デザインの意味と価値」を知ってもらえることができればなと思います。残念ながら僕は業界に声が届く人間でもないし全然の小モノですので(笑)

見た目が良くても売れなければ意味がありません。そのとき、ちゃんと顧客の好みの見た目なのか?を考察するのが一番わかりやすいかもしれませんね。「綺麗だけどタイプじゃない」「良いこと言ってるけど自分には関係ない」と思われればお終いですよね。

お客様にとって、デザインは「よくわからないもの」でよいけど、「効果のあるもの」でないといけないんです。デザイン×ビジネスが活躍するべきなのです。

時代は変わり、「良いものが売れる」時代がやってきた

でもなぜ今の今までも、デザイン×ビジネスが浸透していないかというと、「それがなくても上手くやっていけた」からの理由の他にはないと僕は考えています。デザインがビジネスと深く関係していなくても、物は売れたんです。そう、一般的なイメージであるお飾りのようなものでデザインはよかったのです。

ただし、時代は変わったと僕は数年前から感じています。SNSやYouTube、ネットニュースに各種アプリでたくさんの情報を見ることできるし、自らも発信できる時代です。何が良いか悪いかをユーザー(顧客)一人ひとりが調べるし、多くのことに興味を示し判断することが増えたのです。

これによりまだまだ弱小のメーカーの商品でも、物が良ければ売れるようになりました。むしろ逆に有名メーカーでも「カッコ悪いパッケージ」や「有名女優を使った良さげなCM」だけでは売れなくなりました。もっと身近なところでいくと、ゴリ押しな営業方法では通用しなくなったというところでピンと来る人もいるかもしれません。

そうです、そこにデザインは深く深く関係できるんです。

良いものを良いと皆が発信できて出会える時代にデザインが役立つ

ようやく真の意味での「デザイン」の出番がやってきたんです。ビジネスで成功するためにデザインが多大なる効果を持ってきてくれる時代です。(といっても今まで売れていたものだってデザインはしっかり作用しています。あしからず)

良いものを「これは良いものですよ!」と伝える役目がデザインです。どんなに小さな会社でもこれができるようになりました。広報物、PRサイト、グッズ、SNSでのアピール、動画やイベントなどを活用して、ユーザーに届けることができれば、物は売れるようになったのです。

そう、だからこそ、デザインは「見た目をカッコよくするためだけじゃない」ものであることを、デザイナーは理解していなければならないし、お客様に伝える必要があります。良いものが売れる時代に、しっかり売れるためには必要不可欠なもの、それがデザインの存在なんです。

まとめ:デザイン×ビジネスは期待するものから、必然的なものに変わりました

見た目だけじゃないデザインの話から、それはビジネスと直結してくるものだと説明しました。そして時代は変わり、「良いもの」がちゃんと売れる時代となり、そこにデザインが役立つことになるのだと述べました。

そして僕はこの時代に、デザイン×ビジネスを期待していますし、それだけではまだまだ浸透には薄いかもしれず、デザイン×ビジネスが必然的なものに変わってきたと感じています。特にこの自粛ムードのあるオンライン主流になりつつところで、その効果はどんどん広がっていくのではないでしょうか。

もちろん、大前提は良いものが登場人物として出てこないといけません。デザインで嘘をついてはいけません。だからこそ、本物を世の中に伝えるのはデザインの役目なのです。

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