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その事務所名にはどんな意味があるのか?

その「パーキーパット・デザインズ」という名前にはどんな意味があるのか?

パーキーパット・デザインズという名前の由来を知ってください

奈良のデザイン事務所、パーキーパット・デザインズ代表の前田です。
今回は、当事務所の「パーキーパット・デザインズ」という名前の由来についてです。この今見ていただいているWEBサイトを公開して、「パーキーパット」って何なんですか?という質問をされる機会も増えましたので、ちょっと紹介させてください。そんなお気楽回でございます。商品名やサービス名のネーミングの参考に…なるかもしれません!(強引に持っていく)

そもそも20代前半にこの屋号で始めたわけで、一番は若さゆえの名付けなので、ちょっと恥ずかしいところもあるのですが、一応意味はちゃんと考えて付けましたので、そこを記していきます。

パーキーパットってなんだ?

はい、では前半についている「パーキーパット」という言葉からです。これは、僕が大好きなSF作家のフィリップ・K・ディックの作品名から由来しています

フィリップ・K・ディック、ご存知でしょうか。映画化された有名な作品であれば「トータル・リコール」や「マイノリティ・リポート」などがあります。「ブレード・ランナー」の原作である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が一番の代表作ですね。

ディック作品、長編も好きなのですが、短編小説がどちらかというとお気に入りでして、サクッと読めるわりに、ドドーンとくるオチによる読後の余韻がたまらなくてクセになってしまいます。1982年に亡くなっているので、新作は読めませんが、過去の短編を再編した短編集本なども今の時代でも発売されていたりします。

それでパーキーパットって何なんだ?

おっと、ディックの話は広げ過ぎると戻ってこれませんので、「パーキーパット」のお話に戻りましょう(笑) そんなフィリップ・K・ディックの作品の中に『パーキーパットの日々(1963年の作品)』という短編小説がありまして、その「パーキーパット」から拝借しました。

それだけと言われればそれだけなのですが、一応ちゃんと理由がありまして、その作中のパーキーパットというのは、未来のミニチュアハウスで遊ぶ人形のことなのです。荒廃した地球の中で綺麗で古き良き理想の世界が見れるのはそのパーキーパット人形の世界だけという内容でして、今でいう「アバター」「VR空間」に通ずるものを50年以上も前に考えられていたのです。

そんなパーキーパット人形のように、僕を使っていただき、お客様の理想の世界(デザイン物)を作るために役立ちたいという意味を込めて「パーキーパット」を拝借したのでした。その名前の響きもとても不思議で、カッコいいような可愛いような、一度見たら頭に残るヘンテコ具合も気に入っています。

デザインズってなぜ「ズ」が付いているの?

では、次に「デザインズ」のお話です。なぜデザインではなくて、複数形のデザイン「ズ」なのか? こっちは結構強い気持ちが込められていて、「いろんなデザインに携わりたい」というところから付けました。

最近は特にWEBデザイナーを目指す人も増えましたが、デザインは各媒体ごとでわけられるものかな?というのが昔からの疑問でして、僕は紙もWEBももっといろいろな媒体の、いろいろなデザインをやりたいという気持ちから、複数形の「デザインズ」としました。

あとは響きのインスピレーションとしては、僕の大好きな映画である「エイリアン2」の原題が「Aliens」なのですが、「Alien2」ではない思考が素敵だなというところから、こちらにも影響を受けての「デザインズ」なのです。

まとめ:意外とちゃんとした理由はありました

まとめも何もないのですが、これが「パーキーパット・デザインズ」の由来です。15年ほど使っている、若さゆえのネーミングなのですが、なんだかんだ気に入っているのは、考える上で好きな物や、気持ちの部分でちゃんと構築していたからかもと、今になってですが感じます。

そして、こういった何気ない話題ですが、こういうお話ができるのもコミュニケーションの一つですよね。いろいろな企業の名前の由来などを調べるのも楽しいですよ。

どうぞ、これからも「パーキーパット・デザインズ」をよろしくお願いいたします。

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