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ミーハーにあえてなるのも成長だ

ミーハーにあえてなるのも成長だ

ミーハーでいいじゃないの

奈良のデザイン事務所、パーキーパット・デザインズ代表の前田です。
いやぁ、急に流行りだしましたね「Clubhouse(クラブハウス)」。この現象を皆さんはどう捉えるでしょうか? 自分もやりたい!となるか、まだよくわからないし様子を見ておこうか…となるか、あの流行りのノリが嫌だから距離を置いてる方もいらっしゃいますかね。

僕はですね、こういう現象が起きると距離を取っちゃうタイプなのですが、でも「自分もやりたい!」気持ちを持とうとするタイプです。なんでしょ、流行っていることに背を向けるのは職業柄にも相応しくないよねと感じるのです。

というわけで今回は、ミーハーになるのは悪いこと?ということについて考えます。

ミーハーな人は悪く思われる?

ミーハー(死語じゃないですよね?)とは、簡単に言うと流行をキャッチして影響されるということでしょうか。「にわか」も同意語で使われたりしますね。

元々は興味なかったのに、話題になったからと飛びつくなんてミーハーだと悪い意味で使われる印象がありますね。サッカーのワールドカップなどで騒ぐ人や話題の新製品を買い求めて行列をなす人たちを揶揄してたり…。

でもそれが最近では、柔でいるようにも感じるんです。ミーハーなことは、人によるけど完全悪ではない感じ。世の中の流れ的に受け入れられるようになったのか、個人の発信が力を持ち出したからか、ミーハーであることは、そこまで悪ではなくなっているような感覚には最近なっています。

それがミーハーというものが「大衆的」であるからではないでしょうか。

大衆文化を拒否することのメリットはない?

ミーハーは「大衆的」であれば、それは全然悪いことではないなと僕は感じます。大衆的ということは、通俗的や娯楽的な意味合いがあって、それって世の中の人たちが反応して求めて手を出したい部分ですよね。経済的な側面でも、ミーハーな人がいるから成り立っているものだったりします。エンターテイメントもそうですよね。

特にデザイナーなんて、この意識がないと柔軟な頭でモノが考えられず仕事ができないかも、なんてふうにまで思えてしまいます。もちろんターゲットは選定されますが、大衆に向けて広告物やWEBサイト(ホームページ)などを作りますよね。あらゆるジャンルのお客様の要望に答えられるか、ここにミーハー要素は不可欠な気がします。

そう、ミーハーであることで、本質を理解しようとする意識が生まれると僕は思います。そして柔軟なものの捉え方ができれば、時代を読み取れる感覚を持てるのではないでしょうか。これってデザインするにも、世の中をしっかり理解するにもとても大切なことです。

ミーハーの良いところを考えよう!

そうはいっても、まだまだミーハーを軽蔑している人もいます。良い機会ですので、ミーハー万歳としたいので良いところを挙げましょう。前述したことも含めますが、こんな素敵なところがありませんか?

とても良いことばかりですね。都合よく変換するなというツッコミもあるかもしれませんが、そう変換されるということ自体は、無視してはいけないところでしょう。特にデザイナーの仕事をする上で、上記のポイントはなくてはならないものではないでしょうか? ターゲットの心を掴む術のヒントはここにある気がします。逆に、反ミーハーすぎるデザイナーさんを見ると、僕はパフォーマンス的に不安になって、一緒に仕事したくないと感じてしまいます。

ただし、思考がとても大切。流されるだけのミーハーはダメ

ミーハー万歳と持ち上げましたが、ここで冷静になります。ミーハーであることは悪いことではないですが、とても大切なことは、思考することです。ただただ流されるだけのミーハーは軽蔑されても仕方ありません。

そういったことを思考するべきです。それこそが本当の理解であり、ミーハーとして大衆的に受け入れて良い気がします。自然に流されるべからず、自分の塩梅で波に乗るってことですね。

まとめ:思考するミーハーになろう

というわけで、僕はミーハーでありたいとします。そしてミーハーはミーハーでも、「思考するミーハー」であるべきなのです。特にデザインという、物事を伝えるために考える仕事をしていますから、大衆的なものを受け入れないというのはNGだとまで考えています。

もちろん、すべての流行を取り入れろという意味ではありません。そんなの正直大変ですしね。世の中で何が起こっているかを理解して、仕事にも役立てるためには、思考するミーハーになろうと言いたいのでした。

自分には合わないものはあるでしょう。それを「あれはダメだ」とはしない頭があると良いですよね。なぜ流行っているのか、という思考に「あれはダメだ」は関係ありません。

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