奈良のデザイン事務所、パーキーパット・デザインズ代表の前田です。
今回は、僕の経験談も踏まえた継続することの難しさについて記していきます。
継続、すなわち何かを続けることってとても大切で、仕事に関係することなら成果につながる重要要素にもなってきますね。しかし、その続けるという行為が一番のネックなことであることも確かです。「三日坊主」なんて言葉が昔からあるくらいですからね。人間っていう生き物は自分に甘くなっちゃうものですから…。
そんな継続に関する僕のエピソードを少し。
コロナ禍による自粛で自宅にこもりっきりになり、去年から僕もなかなか太ってしまいました。体重を計ったら驚きの増量だったので、運動しながら痩せようと決めました。
ダイエットといえば継続ですよね。続かないと痩せれません。そこで始めたのは、家で手軽にできる運動の救世主であるニンテンドースイッチの「リングフィットアドベンチャー」でした。
リング型のコントローラーを使ってランニングや筋トレなどの運動をゲームをしながらできるという優れもので、これが運動量も結構ハードでしっかり汗もかきます。「リングフィットで痩せた!」というネットの記事なども見て、僕も気合を入れて挑みました。
しかし、1か月ほどでやらなくなってしまいました…。継続失敗です。(失敗した考察は後ほど)
リングフィットでのダイエットに失敗した僕は、自宅の近所に小さなジムを見つけ、今年の2月から通い始めました。今この記事を書いているのが6月ですので4か月継続できています!嬉しいことにダイエット開始前と比べて体重は7kg減って、お腹のふくらみも収まってきました。
それでは、なぜリングフィットでは継続できなくて、ジム通いは継続できているのかを考察します。どうやら運動が嫌だからということはないんですよね。
考えられる理由で一番大きいのが、家の中でリングフィットで運動するところを家族に見られるのが恥ずかしかったんだと思います(笑)別に家族なんだから見られてもいいのですけど、どことなく恥ずかしいんですよね。
その気持ちで続けるのがダメだったみたいです。ジムは知らない人がいるけど皆さん同じトレーニングをしているという空間で苦ではありません。(妻にこのことを話すと笑われましたが)
僕は自宅で仕事をしています。日常(家族との時間や趣味など)と仕事、それに加えて運動というのが家の中での生活に入ってきましたが、この新しく入ってきた運動に対しての気持ちの切り替えが難しかったです。
体を動かすという、少し気合の必要なことを日常からすぐにスライドすることができず、「今はいいや」というような気持ちになっていたのでしょう。ジムへ行くという行為で気持ちが切り替えられて、「わざわざジムへ通う」という点で解消されました。ジムへ着いたらトレーニングするしかないですしね!そのために生活と仕事のスケジューリングも真剣に考えるようになりました。
ジムのトレーニング、最初は続くか不安だったのですが、これがとても簡単で初心者の僕でも取っつきやすくて合っていました。そのジムではランニングマシンで10分、そのあと7つのトレーニングマシンで2つのトレーニングを1分ずつして順番に進めていくという仕組みなんです。ハードなメニューで体をバシバシ鍛えるっていう感じではなく、強い負荷を短く効率よくというスタイルでした。
時間も1時間もかからず、空いてて早い時など30分で終わります。このショート感がとってもいい感じなのです。これによってジム通いは続けれていると思います。これよりハードだとダメだったかもしれません。(弱い人間なんです・・・)
ということで僕のダイエット継続の話をさせていただきましたが、これって他のことでも共通じゃないのかなと感じます。勉強においても、なかなか継続できないなぁというときは同じような要因が関係しているかもしれません。
環境・気持ち・内容、これらがスッキリと整えば継続も簡単なものになるかもしれません。
などなど、いろいろな「続く」人が考えられます。
どれが良い悪いはなくて、環境・気持ち・内容がクリアになったときにしっかりと継続できるのではないでしょうか? 誰かに勧められた勉強法が実は自分には合っていなくて、伸び悩んでる人いらっしゃったら、ぜひ別な方法を試すだけでなく、環境と気持ちにも気を配ってみてください。
僕のデザインの勉強に関しては、独学で本を読みながら勉強するのが一番向いていました。しっかり継続できたからこそ、15年ほどこの仕事を続けられているのだと思います。
以上、継続に関して僕の経験談から考察した、続けるためのヒントを記しました。
上記は一例ですが、環境・気持ち・内容で最適解を決定できそうです。
あらゆる環境が考えられますね。そのときの気持ちで一番よい状態になれるものは何でしょうか。ここは自分を追い込んだ方がよくなる人もいれば、優しく丁寧になった方がよくなる人もいますね。方法に関しても決して巷で有名なものが自分に合うかはわかりません。
本当に人それぞれです。だからこそ、周りから入ってくる情報はとても良いものばかりであっても、それが自分にとって有効かは別な話です。そこをしっかり見極めて(トライアンドエラーですね)自分に合った環境・気持ち・内容を見つけていきましょう!